#counter #contents * PC関係/その他ツール [#te355759] #contents #hr ** ディスク完全消去ツールDBAN (2005/05/24) [#r91a30ac] 先日、会社で使っているショップブランドのPCのHDDが不良セクター続出状態となり交換を依頼したのですが、不良HDDの返却を求められました。修理に出していない以上現状確認手段として当然の要求ではあるのですが、業務上の機密情報が含まれるため、そのまま送り返すわけには行きません。しかし、フォーマットして不良セクターの回復処理がおこなわれて症状未再現になるのも面倒です(症状未再現の場合、交換HDD代金を請求するとのこと…)もちろん物理的に破壊して送り返すのも不可です。 というわけで、ソフト的に完全消去をおこなう必要が出てきました。 dd でゼロを書き込んで返せばいいかと軽く考えていたのですが、dd はリードエラーを無視するオプションはあってもライトエラーを無視するオプションがなく、不良セクターのところでとまってしまいます。標準的なコマンドではいよいよ消去できそうにない雰囲気になってきたので検索してみたところ、以下のツールが目に留まりました。 Darik's Boot and Nuke ("DBAN") http://dban.sourceforge.net/ Linux ベースで動作し、起動isoイメージファイルもあります。イメージファイルは小さいのでダウンロードは一瞬ですし、シンプルな操作で複数HDDの消去もパラでおこなってくれます。仕事でシステム管理をおこなっているような方は1枚CD−Rを焼いておくといいでしょうね。 マニュアル要らずのシンプル操作ですが、詳しい解説は@ITのほうに解説がありますので、見たい方はそちらをどうぞ。 参考ページ @IT ハードディスクの内容を安全に消去 - DBAN http://www.atmarkit.co.jp/fsecurity/rensai/securitytips/024dban.html ** メモリーテストツール (2005/05/24) [#i1240c09] オーバークロックをおこなう人には必需なツールですが、自作PCやショップブランドのPCを使う人が増えている現在、メモリ不良が疑われるケースに遭遇することはよくあることでしょう。 Windows を立ち上げて各種ベンチマークが完走することを確認するのもよいですが、起動しないケースではこの種のツールはテストになりません。 手軽に使えるツールとしては、いわずとしれた1CDリナックスである koppix linux に組み込まれたメモリーテストがお勧めです。 KNOPPIX LINUX http://unit.aist.go.jp/itri/knoppix/index.html iso イメージをダウンロードしてCDを焼き、CD起動するとプロンプトが出ます。そこで memtest.bin と打てば、メモリーテストプログラムが起動します。あとは実行するだけ。 CD1枚分きっちり使っているので、ダウンロードは時間は少々かかりますが、1CDリナックスですので、普通に起動すればHDD上のシステムが不調な場合などの復旧作業にも便利に使えます。Linuxを常用されている方はいざというときのために用意しておくのもいいでしょう。